月別アーカイブ: 2014年8月

第69回国体山岳競技近畿ブロック大会結果

8月23、24日で滋賀で行われた近畿ブロック大会の結果です。

成年女子

1位 兵庫 2位  京都 3位  奈良

少年男子

1位 大阪 2位 京都 3位 兵庫

少年 女子

1位 大阪 2位 兵庫 3位 奈良

という結果でした。

各カテゴリーとも兵庫の選手が個人1位という結果でした。。少年男子はリード3位でボルダリングで逆転すべく頑張ったんですが1位の大阪に完登数は同じだったんですがアテンプトで3回の差が出てしまい2位という結果でリードとの総合で惜しくも本国体出場ならずでした。成年女子は他の県を寄せ付けない圧倒的な一位で本国体の活躍が期待できますし少年女子も本国体までに調整しより良い結果を目指してほしいと思っています。残念ながら本国体を逃した少年男子は来年の近畿ブロック(大阪府山岳連盟主管)目指して頑張っていきたいと思っています。

少年男子チーム監督 山内教史

 

クライミング教室(ジュニア対象) 参加者募集のお知らせ

兵庫県山岳連盟ジュニア委員会では、9月のクライミング教室を下記の様に企画しています。ふるってご参加ください。

 


日時  :9月13日(土) 午後1時から4時

場所  :登山研修所ピラミッドウオ―ル(雨天時は研修所室内壁)

募集者 :小学生3年生から6年生

定員  :約10名(希望者多数の場合は抽選)

料金  :無料

申し込み方法 : 「官製はがき」またはFAXに下記の事項を買いて神戸登山研修所宛に申し込んで下さい。①氏名 ②年齢 ③生年月日 ④学年 ⑤学校名 ⑥住所 ⑦郵便番号
⑧ 電話番号(FAXもあればそれも書いて下さい) ⑨ 保護者名

注:上記の事項は保険を山岳連盟で保険をかけるために必要なものです。
締め切り : 9月5日(金)

備考   : 応募者には、応募の結果をご連絡するとともに、参加予定の方には持ち物等の参加時の諸連絡を改めてさせて頂きます。

連絡先  :  神戸市灘区王子町2丁目2-1(郵便番号 657-0838)
電話・FAX 078-801-3267
兵庫県山岳連盟 ジュニア委員会

行事中止のお知らせ(普及委員会)

行事名:「裏六甲に涼を求めて」~有馬の滝めぐり~
開催日:8月24日(日)
集 合:有馬温泉駅 午前9時

去る台風11号がもたらした強風と豪雨により、予定致しておりました
紅葉谷周辺は大きな土砂災害で埋まり、通行止めとなっています。
当然各滝群へのルートは閉ざされとても入れる状態ではありませんので、
本行事は中止と致します。

兵庫県山岳連盟 普及委員会

初心者沢登り教室

六月二十九日(日)、比良明王谷での沢登り教室に参加した。出発前、人生初の沢登りということもあって、夏場でも寒いのだろうか、足首までしか川に浸からないのだろうか、はたまた川で泳ぐこともあるのだろうか…と少しの不安と期待に胸が膨らんだ。受講者は私たちを含め六名で、お見受けするところ沢登り経験豊富な方ばかり。これは初心者向けではなかったのかもしれないと、一抹の不安を抱えていると、「若者よ、よく来たな」と言わんばかりに講師の方々に笑顔で迎えられ一安心した。装備一式を貸与して頂き、いざ明王谷へ。
沢に踏み込んだ一歩目、想像以上の水の冷たさと、透き通る水のきれいさに驚いた。この水が琵琶湖に入り近畿住民の飲み水になっているかと思うと、地球の偉大さ、森の水の浄化作用の偉大さを感じた。そんなことを考えていると、沢をガサガサ歩いていたのが、川を荒さないように…とそっと歩くようになっていた。滑らない岩の歩き方、ロープワークを学びながら、様々な滝場を乗り越えていく。小滝に差し掛かったところで、スリル満点の壁を登り、懸垂下降!「自己ビレーしているから落ちないよ、大丈夫!」と言われたものの、何分初めてのことなので、装備の力を信用しきれず、のっそりとびくびくしながら下降する。懸垂下降時、足を踏み外し、宙づりになって初めて装備の有難味に気付いた。難所を乗り越えると穏やかな沢となり、周りの景色を楽しむ余裕が生まれた。川にさす木漏れ日、水の滴る苔、せせらぎの音、全てが神秘的で美しかった。純粋に、もっと多くの人にこの景色を生で見てほしいと思った。
近年、登山ブームとは言われているものの、二〇代の人に山や沢で会う機会は少ない。きっと、危険そう、装備を持っていないからというのが主な理由だろう。今回お世話になった兵庫県山岳連盟ではこのような素敵な機会を準備してくれている。多くの人が利用して、自然の美しさを実感して欲しいと思った。

記録:N.K

「沢登り実技トレーニング」

7月5日~6日、例年兵庫県山岳連盟が開催している、初心者•中高年のための「沢登り教室」に参加しました。7月は台高山系本沢川•白倉又谷の遡行です。メンバーは2名の講師と、受講生3名の計5人です。
5日は生憎の雨であるが、神戸登山研修所を十三時に車で出発、阪奈道から天理市を経て奈良県川上村の定宿である民宿「かわかみ」に到着。宿の温泉で汗を流した後、ビールと家庭料理に舌鼓。食後は蛍を見に沢に向かうが、今年は皆無であった。集中豪雨で餌となる川の虫が流されたた
めらしい。ただし、立派な雄鹿には遭遇した。就寝前の語らいがまた楽しい。
翌日は幸いにも雨が上がって薄日が射しているが、やや肌寒い。7時前に朝食、車で沢の入り口の駐車場に到着。耐寒ウェア、フェルト底の沢登りシューズにゲイター、ハーネスにカラビナ•ヌンチャク、ヘルメット等、準備怠りなく林道から沢に入る。前日が雨のため水は豊富で澄んでいる。流水に踏み入った途端、うんっ冷たい。沢泳ぎは大丈夫かなと不安がよぎる。小鳥の囀りを聞きながら爽やかな朝の川床を、大小の岩の間を歩行するが、滑りやすい石の上でバランスをとるのが中々難しく、よろけながら必死についてゆく。程なく、左の滝から落ちた激しい流れに行く手を阻まれる。巾は5メートルぐらいか。かなりの深さで、ここは泳いで渡らざるをえない。えいっと、思い切って飛び込み、激しい流れに逆らって泳ぐ。対岸の岩肌は滑らかですべりやすく、やっとの思いでよじ登った。大きなナメ滝は右岸のすべりやすい大岩をロープで確保しながら登るが、今年は頑丈な残置ロープがあったので(どこかのパーティーの訓練用か)、それを拝借して難なく通過。かなり時間の節約にはなるが、残置ロープはやはり味気なく、たとえ初級の岩登りであっても、講師が設置する基礎的なロープワークやプルージックの使用法を学び、事後は回収するのが自然ではないかと感じた。大きなヘツリは左岸の大岩を巻くのに苦労するが、今年は水が少なく胸まで浸かって難なく通過。しかし、上流ほど水は冷たく次第に体は冷えてくる。最後の水の湧く深い淵は十メートルほどの泳ぎとなるが、対岸の岩場はすべりやすい上にホールドがなく、やっとのことで引き上げてもらったが、その間に体は完全に冷えきって寒いこと、しばらくは震えが止まらなかった。ここで遡行は終了。左岸の林道を下って駐車場に戻って昼食となった。
帰路は、入之波温泉「山鳩の湯」でゆったりと体を温めた後、川上村で前日に予約していた「柿の葉ずし」を受け取り(これらが沢登りのもう一つ楽しみでもある)、高速道路で帰神した。遠路のドライブ、懇切な沢登りの指導をしていただく講師の方々にはいつも感謝で一杯です。また、ベテラン受講生のK兄妹にもお世話になりました。とくに、モデルのようなN子さんは朗らかで楽しく、パーティーを明るく盛りたててくれました。毎年参加していますが、沢は年々その印象が異なり、沢登りは本当に素晴しいと感じています。また次回もぜひ参加したいと思います(御年七十九歳。後何年続けられるかなア)   (受講生 K)